旅も最終章です。
磨西鎮からは構内バスに乗り換え海螺溝 3号営地が滞在先です。
こちらの観光は、世界最低位置の氷河とミニヤコンカです。
いつものことながら夜明け前に目が覚めます。
天気がよければ日照金山が拝めるとのこと、表で夜明けを待ちました。
夜が明け始めます。でも残念ですね~。山は雲の中です。日照はありません。
朝食後4号営地に向かいます。幸い雨は降っていませんが雨具は必携の空模様。
ロープウェイ乗り場まで徒歩で30分ほど登ります。
高地に自身のない人はチベット版篭屋が待っています。
minojiはバテルと読んだのでしょうか?
チベット人の担ぎ手側を離れずついて登ります。
カメラ担いでケーブル乗り場まで登山道を登りましたョ。(笑)
ミニヤコンガといえば1982年の春、遭難した松田宏也氏(市川山岳会)が
19日目に奇跡の生還をした山です。
今歩いてきた道は満身創痍で助け出された道なのでしょうか。?
ロープウェイで4号営地(標高3500m)まで登ります。
登るにつれて空が明るくなります。ミニヤコンカの前衛峰が雲間より覗きました。
ロープウェイは氷河の上を登ります。
上から覗いた所ではザラ場にしか見えません。でもよく見るとクレパスが各所に見えます。
そして確かに下は氷です。流下するにつれ削り取った岩や小石を乗せて下るのですね。
目いっぱい望遠で覗きます。意外と凹凸が激しいです。数mの高低はあるようです。
20分ほどで4号営地到着です。降りたとたん目の前に雲の間から真っ白な山が聳えています。低い雲の上に出たのでしょうか?
「ミニヤコンカ」です。ラッキーです。♪♪♪♪・・・
ミニヤコンガと其処から続く氷河です。
時々不気味な音を立てて氷河が崩れ落ちています。
「ミニヤコンカ」(7556m)世界弟6位の高峰です。
幾多の遭難、今も難関の山、登頂成功事例は20例以下と少ないようです。
山が見えたのはほんのしばらくの間でした。この後又雲の中にその姿を隠しました。
下山後 2号営地まで下り冰川温泉で疲れを癒します。
源泉90度かけ流しです。湯槽は山の斜面に上から下に露天で10箇所ほど作られています。
温泉は上から下へと冷めながら下ります。当然下ほど湯温は低く上ほど暑くなります。
41~2度を探してどっぷりと旅のつかれを癒しました。
泉質は単純アルカリ泉とのこと、例のぬるぬるしたお湯です。
明日は成都に向けロングドライブです。
―つづく―