暑くも無し、寒くも無し、山中の散歩にいい季節です。
一人彷徨よっていると色々の出会いがあります。
この光景何か見覚えがある・・・?
池面に立ち枯れと言えば、かつての焼岳の噴火で堰止められた「大正池」
上高地をチョット思い起こしませんか?
此処は御岳山の麓にある湖、多くが亡くなった長野県西部地震(昭和59年)の折、
山体崩落で出来た堰止湖です。
名づけるなら「昭和池」とでもいうところでしょうか?特に名前はありません。
通称「自然湖」そのままのネーミングです。
静かな湖の景観が好きでよく訪ねています。クマさんに注意の場所です。
最近この湖に観光客が増え始めました。地元としては歓迎でしょう。
湖の存在が知られると釣り場にしたいと思う輩が出てきました。
外来魚を放流したようです。本来「岩魚」や「山女」が生息する渓流です。
こんな上流で放流すればもはや木曽川全域に広がっているかも。
これだけ各地で外来魚が問題視されているのに、身勝手な輩に腹立たしい限りです。
「釣りあげたら再放流禁止」の看板がむなしく見えます。
放流するまでもなく「フライフィッシング」で釣れる魚が生息しているというのに!
チョット”ぼやき”が長くなり過ぎたか!
木曽の御岳山は奥が深い山です。もう少し奥に入ります。
急な山肌に一条の階段らしきものが谷底から山の上に真っすぐ伸びています。
中程を部分的に拡大です。こんな階段終りが見えません。
天国への階段、苔蒸した所で足をすくわれると地獄への階段に変わります。
正体は水力発電所の導水管、7kmほど上流の湖に通じているのでしょう。
そしてこちらは地獄に渡る鉄橋です。下は雪解けの水地獄!
渡ってみようとしたのですがこれでは足がすくみます。
木曾五木の切り出しに使われた森林鉄道の鉄橋です。
そしてもう一本地獄への橋が
こちらは確実に地獄に落ちる吊り橋です。
写真撮るminojiをジーッと見る目、厳しい冬を無事に越した子猿です。
廻りを見ると居ました!数匹の野猿です。子猿の近くには親猿
こちらを見張っているようです。
でも危害を加える様子はありません。
静かに森の奥に消えて行きました。
気が付かなかったのですがどうも十数匹の群れだったようです。
木々の葉が茂る前、いろんなものが見えます。
間もなく葉が茂りこれらを隠してしまいます。
木曾の麓山奥で出会った寸景です。