此処は伊勢湾の最奥部
名古屋ガーデン埠頭です。
今この岸壁に練習帆船海王丸が停泊しています。
昨年は日本丸と海王丸が同時に並んで停泊、撮影に出かけました。
でもPCの外付けHDD破損で写真は全部無くなりました。
と言う事でリベンジです。
昨年はチャンスを逃した展帆が行われる日に合わせました。
天候は申し分無しです。午後1時から展帆作業開始です。
帆船を眺めながら昼食のおにぎりで腹ごしらえ。
人出もどんどん増えてきました。
号令いっか作業開始です。
先ずはヤードに縛り付けられた帆を広げる準備です。
正規の船員(指導員?)が先ずスルスルと登ります。
マストの先端は50mとのことです。
速いです。あっという間に上までたどり着きます。
その後に訓練生が続きます。こちらは慎重です。(ガンバレッ)
それぞれ持ち場につきます。
足場はロープ一本、腰につけた安全ベルトが頼りです。
海王丸はマストが4本です。
その前3本のマストそれぞれに6本のヤード(横桟)が伸びてます。
帆は航海中の風を受けてバタバタしないようにヤードにロープで巻付けられています。
それぞれのヤードに縛り付けた帆のロープを解きます。
一枚の帆の最大の物はタタミ、百畳敷とか。
展帆の準備完了です。
作業員は全員甲板上に整列。いよいよ展帆です。
船長の指示で順番にロープを引き帆を広げます。
上から1・3・5・6のヤードは帆を下しますが2.4はヤード(重量1トン前後)を持ちあげます。
作業開始から1時間ほど経過しました。
帆の総枚数は36枚、間もなく終わると思います。
これら作業は基本を学ぶという事なのでしょう。
作業はすべて人力です。
―その2に続く―