作業開始から1時間20分、36枚の帆が張られました。(総帆展帆)
浮かぶのは人の波の上、海に浮かぶように見えないのが残念です。
展帆が終わると訓練生は全員甲板に整列点呼、見学者への挨拶です。
見学者から拍手が沸き起こります。
この状態ですと2556tのこの船は10ノット前後の速度で航行します。
それだけの力を岸壁にとどまらせているのは
しっかりと岸壁に張られたロープと錨、
そしてタグボート2隻が海側から岸壁に船を抑え固定しています。
総展帆後30分ほど撮影タイムです。急いで場所を移動です。
岸壁でもいい、せめて海に浮かぶ姿を撮りたい。
名古屋港水族館側から後ろ姿です。
帆船やはり帆をはった姿は綺麗です。
まだ見ぬ国へのロマンが広がりますね~。
この後は展帆と逆の手順で畳帆(帆をたたむ)です。
見学者は写真を撮り終えると三々五々と引き上げです。
一気に少なくなりました。
残るはひつこいカメラマン、minojiもその一人です。(笑)
3時前畳帆開始です。
展帆と逆に順次畳帆です。
畳帆が終わる(写真は省略)と最後の一仕事です。
帆が風を受けばたついたり風をはらまないように、ヤードに縛り付ける作業です。
指導員(海王丸船員)を先頭にマストに登ります。
各ヤードにとりつき帆を小さく畳んでロープで巻き付け固定します。
帆布は丈夫なだけに重いです。作業の足場は
ロープ一本、おまけに裸足です。
正規の船員だけは履物を許されているようです。
畳帆作業も終わる頃、日も西に傾き始めました。
訓練生の姿がなくなった甲板上では指導員が作業の良否確認にでしょうか?
日もとっぷり暮れイルミネーションも点灯しました。
此処でminojiは引き上げです。
まだまだ皆さん夜の貴婦人(海王丸)を撮影すべくカメラを構えておられました。
この船は本日13日登しょう礼の後神戸に向け出航と言う事でした。