通遼を最後に内モンゴルから300kmバス移動、中国瀋陽へ
新しいビルも立ち並ぶ大きな町です。
「瀋陽」は戦前日本が統治した満州国首都?「奉天」です。
ここには、かつて中国を支配した清朝の都「瀋陽故宮」があります。
少しのぞいてみました。規模的には北京の故宮には及びません。
そして玉座
日本政府の傀儡皇帝、悲運の皇帝、愛新覚羅溥儀も座ったのでしょうか?
数奇な運命をたどったラストエンペラー(溥儀)十二代(1906~1967)でした。
余談ですが、有名な天城山心中で死亡した女性、愛新覚羅慧生は溥儀の実弟の長女とのことです。
この後今日の宿泊先「旧大和ホテル」に向かいます。
もちろん名称は変わっています。
ホテル玄関です。
そして全景
中国での歴史遺産としているのでしょうか?
このホテルは満州統治時代、満鉄直営の高級ホテル(当時)でした。
今も老舗の格式を誇るホテルです。
何故か玄関を入ると正面にグランドピアノが
内部は比較的よく手入れされています。
そして当時の雰囲気がそのまま残されているようです。
玄関脇のロビーです。
宴会場です。
ここはかつて蘇州夜曲も流れたであろう、李香蘭(山口淑子)が立った舞台として
知られています。
♪君がみ胸に 抱かれて聞くは
夢の船唄 鳥の唄
水の蘇州の 花散る春を
惜しむか柳が すすり泣く
花をうかべて 流れる水の
明日のゆくえは 知らねども
こよい映(うつ)した ふたりの姿
消えてくれるな いつまでも
髪に飾ろか 接吻(くちづけ)しよか
君が手折(たお)りし 桃の花
涙ぐむよな おぼろの月に
鐘が鳴ります 寒山寺(かんざんじ)
と流れてはきませんでしたが・・・・・・(笑)
綺麗な螺旋階段です。
壁際のステンドグラス(最近かかも知れない)
2・3階ホールの照明です。よく残っています。
当時はこんな和室も在ったようです。
ホテルの裏にこんな日本料理屋さんが
虎キチかどうかは解りません。でも静かでした。
今年の阪神のせいかな?
ホテルの前は大通りのロータリー
その中央で毛沢東が睨みを利かしていました。
ここは中国でした。
内モンゴルの旅の過去記事